天王寺で不眠でお困りの方は整体院巡庵へ
整体で不眠を克服しませんか?
前回は生活の変化のスピードが速くなってきているというお話をさせていただきました。
今回はその最たるものである、デジタル機器のからだやこころに及ぼす影響について書いてみます。
1つめは、息を詰めることです。
スマートフォンやパソコンの画面を見つめているとき、多くの人は無意識に息を詰めてしまっています。何かに夢中になると、呼吸をするのを忘れてしまう(呼吸が下手になる)のと同じですが、その頻度と時間が問題です。
息を詰めるとき、人は舌を緊張させています。画面に集中するあまり、舌の動きを止めてしまうのです。平常時、舌の奥にあり舌を支えている舌骨という骨は、呼吸に合わせて上下しているのですが、舌の緊張によってこわばり、無意識に気道が狭くなってしまいます。また、舌を上あごに押し付けたり、下の歯に押し付けたりといったクセがある人もいます。そうすると、呼吸はしているけれど、十分にはしていないという状態になります。
こうして息を詰めることが、呼吸不全につながり、からだやこころに悪影響を与えているのです。
2つめは、かたよった眼球運動です。
何かを見て反射的に動くことができるように、人間の眼球運動と筋肉の動きは密接に連動しています。目は、物を見るだけでなく、行動を起こすスイッチの役割も果たしているのです。
スマートフォンやパソコンの画面に映し出された文字や画像は、一定の方向に動いています。とくにスマートフォンの小さな画面では、頻繁にスクロールする必要があり、めまぐるしく画面が切り替わっていきます。
「スマートフォンの見過ぎで疲れた」とよく言いますが、至近距離から一定方向の動きをする画面を見続けることは、眼の周りにある眼の筋肉を疲労させるだけでなく、からだ全体の筋肉を疲労させてしまうことになるのです。
かたよった眼球の動きは、からだの力を放出させてしまいます。その結果、ただ座って画面を見つめているだけでも、からだのさまざまな場所に負担がかかっているのです。
3つめは、言葉を発する機会が減っていることです。
スマートフォンやパソコンでのコミュニケーションが増えるにつれ、言葉を発することが減ってしまっていることが挙げられます。同じ空間にいてもそれぞれがスマートフォンを見ていたり、オフィスでもすぐ近くにいるのにチャットで会話していたり。
1つめに挙げた呼吸不全にも言えることですが、言葉を発することが減って呼吸不全になると、気持ちも内向的になってしまいます。
また、言葉を発することは頭のほうにかたよったエネルギーを開放する手段です。
言葉を発する機会が減ることで、舌が緊張したままになり、頭がオーバーヒートした状態から熱を放出することができなくなります。そのため、頭をさらに疲労させてしまうのです。
このように、スマートフォンやパソコンは人間のからだに大きな負担をかけています。不眠、頭痛、めまい、ふらつき、イライラ、からだのだるさ、肩こりなどの慢性疲労の症状は、デジタル機器に端を発していることが多いのです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
続きは次回に書かせていただきます。
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