天王寺・阿倍野で不眠などの自律神経症状でお困りの方は巡庵へ
整体で不眠を克服しませんか?
前回は不眠の方は肉体疲労よりも頭脳疲労していて、脳がオーバーヒートしている方が多い。
というお話をさせていただきました。
今回はその続きです。
「今日も疲れたなあ」と毎日ぐったりしているあなた。
疲れているのは「からだ」でしょうか。
それとも「頭」でしょうか。
疲労には「からだの疲労」と「あたま(とくに脳)の疲労」の2種類があります。
からだの疲労は、睡眠をしっかりとったり、ストレッチやマッサージ等で筋肉を適度に動かしてあげたりすることで回復することができます。
しかし頭の疲労は、デスクワークをはじめとする毎日の仕事、人間関係の悩み、ライフスタイルなど、生活と密接に関わっているため、単純に休めば回復するさせられるものではありません。
仕事が休みの日でも、パソコンやスマートフォンを長時間使ったり、ゲームに没頭したりと頭を酷使し続けている人も多いが、頭の疲労についてはあまり意識されていないのも事実です。
現代人は、昔の人に比べ、からだより頭の疲労のほうが強い傾向にあります。
生活習慣の変化がその要因として考えられますが、現代人の脳に何が起こっているのでしょうか。
人間は類人猿から分化しましたが、ほかの類人猿との大きな違いは、直立二足歩行を始めたことでしょう。
ゴリラやチンパンジーのなど、前傾姿勢で短い時間二足歩行する動物はほかにもいますが、人間のようにまっすぐ地面に立ち、スタスタと歩く動物はいません。
直立二足歩行を始めたことで、人間は両手を使えるようになりました。それが、脳の発達に大きな影響を与えたのです。とくに、親指と人差し指は、脳との結びつきが強い指です。
指先には、脳につながる末梢神経がたくさんあります。
そのため指先を動かすことで刺激が伝わり、脳を活性化することができるのです。脳の老化を防ぐために、高齢者が指先を使った体操をしたり、脳の発達を促すために、赤ちゃんに指を使うおもちゃを与えたりと、指先と脳とのつながりは広く知られています。
人間は、指を器用に使うことで道具を作ったりできるよいうになり、脳(大脳)が飛躍的に発達しました。
直立二足歩行の姿勢は、大きく発達した大脳を支えるのにも適しています。
およそ600万年前に猿と分化してから、長い時間をかけ、人間は大きな進化を遂げてきました。しかし一方で、新人類と現代人は、大脳もからだの機能もほとんど変わっていないという見方もできます。
そんな中で人間の暮らしは大きく変わってきました。
電気の発明や交通網の発達などきりがありませんが、狩猟採集生活を送り、日が昇れば起き、日が沈めば眠る新人類の頃の生活からは想像もつかない変化です。
そして、その変化のスピードはどんどん加速していると言えるでしょう。
人間の生活は、便利さが追求されるにつれてからだよりも頭を使うものになってきました。そのため、からだの疲労よりも頭の疲労のほうが強くなっているのです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
続きは次回に書かせていただきますね。
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